ブルーマウンテンコーヒーの魅力に迫る!酸味が強すぎるときの原因と対処法もご紹介

ブルーマウンテンコーヒーは、バランスのとれた豊かな風味と高級感から、多くのコーヒー愛好者に愛されています。
本記事ではそんなブルーマウンテンコーヒー、通称「ブルマン」の人気の秘密や特徴、本物の見極め方や酸味が強いときの対処法などについて解説していきます。

ブルーマウンテンコーヒーとは

ブルーマウンテンコーヒーの産地

ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカの山岳地域で栽培されています。ジャマイカの豊かな土壌と、昼夜の寒暖差が大きい気候によって、ブルーマウンテンコーヒー独特の風味が生み出されます。

ブルーマウンテンのコーヒー豆は他のコーヒー豆に比べて、大きくて丸みを帯びているのが特徴です。また、豆の表面には独特の光沢があり、品質の良さを感じさせます。

ブルーマウンテンの栽培環境

ブルーマウンテンコーヒーの品質を支えるのは、厳しい自然環境。標高1,000メートル以上の高地は昼夜の寒暖差が大きく、日差しも強いので、コーヒー豆の生育には最適な環境だといえます。
また、ブルーマウンテン地域は降水量が多く、湿度も高いことから、コーヒーの木は常に潤いのある状態を保つことができます。

ブルーマウンテン山脈の土壌には、火山灰が堆積しています。
火山灰にはコーヒーの成長に欠かせない有機物が含まれており、さらに水はけが良く保湿力も高いという特徴があるので、コーヒーの栽培に適しているのです。

ブルーマウンテンの歴史

ブルーマウンテンコーヒーの歴史は、18世紀にまで遡ります。イギリスの植民地時代、ジャマイカでは、ココアや綿花の栽培が盛んに行われていました。
そんな中イギリスからコーヒーの苗が持ち込まれ、栽培が始められたのがブルーマウンテン山脈だったといわれています。
ジャマイカ政府はコーヒーの栽培を奨励し、ブルーマウンテン地域にコーヒー農園が次々と建設されたそうです。

現在ではブルーマウンテンコーヒーは、その品質の高さから世界中で人気を博しており、ジャマイカの重要な輸出品となっています。

ブルーマウンテンの酸味と飲み方

ブルーマウンテンの風味の特徴

ブルーマウンテンコーヒーは、その独特の酸味とまろやかな苦味、そして華やかな香り、コク深さなどが特徴で、非常に味のバランスがとれたコーヒーです。

ほどよい酸味があり、コーヒー豆の種類や焙煎の度合いによって異なりますが、ブルーマウンテンコーヒーは柑橘系の爽やかな酸味を持つことで知られています。
この酸味はコーヒー豆の生育環境、特に土壌の成分や栽培方法の影響を受けています。ブルーマウンテンの土壌に堆積している火山灰には、コーヒー豆の酸味を引き出す成分が含まれているため、スッキリした酸味が味わえるのです。

酸味を引き出す淹れ方

コーヒーの酸味が好きな方は、コーヒーの酸味を最大限に楽しめるようコーヒーの淹れ方にも工夫してみましょう。

まず淹れるときのお湯の温度が高すぎると、酸味が強くなり、苦味も強くなってしまいます。逆に温度が低すぎると、今度は酸味が弱くなり、コクも薄くなってしまいます。
そのためお湯の温度は90℃前後の適温で調整しましょう。

抽出時間については、短すぎると味が薄くなり、長すぎるとえぐみなどが出てきてしまいます。
コーヒーの量や煎り方によって適切な時間は変わりますが、1杯3分を基準として、自分好みの抽出時間を探っていきましょう。

ブルーマウンテンコーヒーの酸味を最大限に楽しむためには、適切な温度と抽出時間で淹れることが重要です。

酸味を活かしたブルーマウンテンの飲み方

ブルーマウンテンコーヒーの酸味はそのまま楽しむのも良いですが、ミルクや砂糖を加えて、よりまろやかに楽しむこともできます。
ミルクを加えることで、酸味が和らいでまろやかな味わいになり、砂糖を加えることでは、甘みと酸味のバランスがとれ、より飲みやすくなります。

ブルーマウンテンコーヒーはデザートとの相性も抜群なので、甘いケーキなどのスイーツと一緒にコーヒータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

酸味が強すぎるときは?

ブルーマウンテンコーヒーは本来、酸味や苦味のバランスがとれており、ほのかに甘味も感じるような奥深い風味をしています。
そのためなにか1つの特徴が突出しているということはないはずで、確かに酸味も感じるコーヒーではありますが、特別に酸味が強いというわけではありません。

あまりに酸味が目立っている、飲みにくいと感じる場合は、ブルーマウンテンコーヒーではないコーヒー豆も混ざっているか、酸化が進んでしまっているかを疑ったほうがいいかもしれません。

ブルーマウンテンコーヒーは、その品質の高さから、偽物も多く出回っています。
良質なブルーマウンテンコーヒーを選ぶために、まずパッケージに記載されている原産国を確認しましょう。ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカで栽培されたコーヒー豆のみを指します。原産国がジャマイカ以外となっている場合は、偽物の可能性が高いです。

豆が酸化してしまった場合は、買い替えるか、なるべく早く飲み切るようにしましょう。前述したようにミルクや砂糖を入れることで、酸味を緩和することができます。

まとめ

ブルーマウンテンコーヒーは、味のバランスが非常に良い上品なコーヒーで、華やかな香りやコクで人々を魅了しています。
品質が高いので日常的に飲むのは難しいことが多いですが、特別な日に飲むのにピッタリ。世界中のコーヒー愛好家から愛され続けている、まさに最高級のコーヒーです。

偽物も出回っているようなので、本物のブルーマウンテンコーヒー、一度は味わってみたいものですね。

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らぶカプチーノ編集部

らぶカプチーノ編集メンバーが、マシンなどの商品案内からカフェ運営のポイントまで、すぐ活用できる情報を、わかりやすく紹介します!

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