あなたはカフェの開業にかかる費用の目安を知りたいと思っていませんか。
カフェを開業したいと思っていても、実際いくら位あれば良いかのかがわからないと不安でなかなか始められないものですよね。
この記事ではカフェの経営方法ごとに開業費用がどのくらいになるかを紹介します。
費用削減のための方法も解説するので、ご自身の状況で今から開業できるかどうかを考えてみましょう。
目次
カフェの経営方法ごとの開業費用の目安
カフェの経営方法として主なものが3つあります。それぞれについて開業費用がどのくらいかを紹介します。
独立店舗カフェの開業費用
独立店舗を用意してカフェを開業する場合には1000万円~1500万円程度の予算が必要です。
独立店舗を持つには店舗物件を探して契約した後、設備工事や内装工事をしなければなりません。
カフェに必要な厨房設備やテーブルなどの備品も購入する必要があります。
店舗の広さや立地によって店舗物件の賃料・敷金・礼金・仲介手数料などの契約にかかる費用は違いますが、
200万円~500万円くらいはかかります。
設備や内装の工事にも500万円前後がかかるのが一般的です。
テーブルや冷蔵庫などの備品や消耗品の購入、仕入れ費用も合計すると数百万円かかるため、トータルの費用は1000万円を超えるでしょう。
広告費や運転資金も加味すると1500万円くらいの予算が必要です。
自宅カフェの開業費用
自宅をカフェにして開業する場合には500万円~1000万円程度の費用がかかります。
自宅で開業すると賃料はかかりませんが、リフォームをして店舗として必要な設備は整えなければなりません。
カフェに必要な備品や消耗品なども揃える必要があるため、合わせると500万円くらいはかかります。
広告費や運転資金がかかるのは独立店舗カフェと同じなので、1000万円近い費用がかかるのが一般的です。
移動式カフェの開業費用
店舗を持たずに移動式カフェを開業する場合には500万円前後の費用を想定すれば始められます。
移動式カフェでは車を店舗として利用して、テイクアウト式による販売をするのが一般的です。
店舗を持たないので物件費用も設備や内装の工事費用もかかりません。
コーヒーなどを淹れるのに必要な携帯性の高い備品と車両の購入にかかる費用がメインです。
車両の購入に200万円~500万円がかかりますが、備品の購入費用は数十万円程度です。
テイクアウトになるので消耗品としてカップや皿を用意する必要があるため、運転資金が高くなります。
車両費用を抑えれば500万円以内に収めることも可能です。
ただし、消耗品費や車両のメンテナンスには継続的に費用がかかるので気を付けましょう。
カフェ開業の費用を削減する方法
カフェ開業にかかる費用は決して安くありません。しかし、費用を削減することはできるので、効果的な方法を紹介します。
自分でできることはやる
カフェ開業の際に自分でできることはDIYをすると費用を削減できます。内装を自分で飾り付けするのは典型的な方法です。
電気工事などの資格や技術が必要なことだけ専門家に任せて、他のことは自分でやるのがおすすめです。
手作り感があるとアットホームな雰囲気になって好印象を受けてもらえることが多いので、集客力も高まる可能性があります。
交渉して費用を下げる
カフェの開業費用の削減には交渉が大切です。
物件の契約のときには賃料や礼金などの交渉をして少しでも下げる努力をしましょう。
設備などの工事についても相見積もりをして交渉すると料金を下げてくれることがあります。
値引き交渉をすることは悪ではありません。
あなたの夢であるカフェ開業のために少しでも交渉努力をしましょう。
中古品やリース品を利用する
備品の調達では中古品やリース品を利用すると安上がりになります。
厨房設備はアウトレット店などで中古品が比較的よく販売されているので探してみましょう。
リース契約をすれば毎月少しずつ支払いをすれば良く初期費用を削減することができますが、ランニングコストが高くなるのには注意が必要です。
一元的な調達をする
カフェを開業して今後も費用を削減できるようにするには、備品や消耗品の調達は一元的になるように心がけるのが効果的です。
コーヒー豆を複数のところから調達するとバリエーションが生まれるので、多数のコーヒーのメニューを作れます。
しかし、複数のところから購入すると取引に手間がかかり、業務コストがかさんでしまいがちです。
備品も含めてまとめて購入できる取引先を選ぶと費用を抑えられます。
まとめ
カフェの開業は経営方法によって必要な費用に違いがありますが、決して安いとは言えません。
少しでも費用を削減して開業しやすくするのが重要です。
自分でできることをやるのが費用削減には効果的ですが、結果として開業後に経営が大変になってしまう場合もあります。
コーヒーマシンを導入して顧客対応をスムーズに行えるようにするのも重要なポイントです。
コーヒー豆もまとめて調達できれば費用も削減できるので、開業の際には経営を楽にする備品と消耗品をまとめて購入するように心がけましょう。