コーヒー好きなら一度は飲んでみたい、世界で最も高価なコーヒー。
この記事では、高いといわれるコーヒーの種類とその理由、買える場所などをご紹介します。
世界一高いといわれるコーヒー
ブラックアイボリー
ブラックアイボリーは、世界で最も高価なコーヒーとして知られています。
象の食事の中にコーヒー豆を混ぜ、象の消化器官を通過し糞として排出される中から豆を取り出すという、珍しいコーヒーです。
象の消化器官内で発酵することで、他のバナナなどのエサにマリネのように漬け込まれ、独特の風味を生み出します。
ブラックアイボリーは、象の食欲や糞を排泄する場所など、さまざまな要素に左右され、生産が非常に難しい希少なコーヒーです。
食べさせるコーヒー豆の3%ほどしか糞から豆として取り出すことができないので、生産量も少なくなります。
コピ・ルアク
コピ・ルアクは「ジャコウネココーヒー」とも呼ばれ、インドネシアの伝統的なコーヒーとして世界的に有名です。
生産方法はブラックアイボリーに似ており、こちらはジャコウネコにコーヒーを食べさせ、その糞から取り出したコーヒー豆を焙煎して作られます。
そのためブラックアイボリー同様、生産量の少なさや生産にかかる労力などから、非常に希少なコーヒーとなります。
高額の理由は?
世界一高いコーヒーは、その希少性と特殊な生産プロセスによって、高額な価格がつけられています。
まず限られた地域でしか栽培されず、収穫量も非常に少ないため、市場に出回る量が限られているという特徴があります。さらに、これらのコーヒーは加工方法も特殊であることが多く、手間と時間がかかるため、高価になるのです。
例えばブラックアイボリーは、象の消化器官を通過したコーヒー豆を丁寧に洗浄し、乾燥させます。その象には、そもそも良質なコーヒー豆や食事を与えるので、食費としても原価が高いです。そこに時間やお世話の手間、洗浄のための人件費など、さまざまなコストがかかり、その上でほんの少しのコーヒー豆のみが抽出されるのです。
このように手間と時間をかけて、丁寧に加工されることになるので、その価格はどうしても高額になります。
どこで買える?
ブラックアイボリーもコピ・ルアクも、市販ではなかなか手に入りません。
購入したい場合は、コーヒー豆専門店や楽天市場などのネット通販で買うのが無難でしょう。
そのほか高級ホテルのカフェなどで、たまに提供していることもあります。
まとめ
世界一高いコーヒーは、その希少性から、今後も高価な価格が維持されることが予想されます。しかし、近年では持続可能な生産方法の研究が進められており、高級コーヒーの未来は大きく変わっていくかもしれません。
環境保護とコーヒー生産の持続可能性を両立させることで、より多くの人々が高級コーヒーの味わいを体験できる未来も待っているかもしれませんね。