ラテアートはカフェで楽しむものだと思っていませんか?
実は、ラテアートに使用するミルクスチーマーを使えば、自宅でも楽しむことができます。
本記事では、ミルクスチーマーを使って自宅でラテアートを楽しむ方法をご紹介します。
目次
ミルクスチーマーとは
ミルクスチーマーは、ミルクを加熱し、同時に泡立てる機能を持つ器具です。
自動式のものは数千円から数万円しますが、自宅で手軽に楽しめる「ミルクフォーマー」であれば、数百円で入手することができます。
ちなみにミルクフォーマーは、ミルクを泡立てる機能に特化した器具です。ラテアートを楽しむためには、ミルクを温めながら泡立てる機能が必須となるため、ミルクスチーマーがおすすめです。
ミルクスチーマーの基本的な機能
ミルクスチーマーの代表的な機能について説明します。具体的には、スチーム量や温度設定の特徴があります。
スチーム量
スチーム量は、ミルクの泡立ち具合に大きく影響します。スチーム量が多いほど、きめ細かい泡立ちが期待できます。
ラテアートには、きめ細かいマイクロフォームと呼ばれる泡立ちが理想的です。
温度設定
ミルクの温度は、ラテアートの仕上がりに影響します。温度が70℃以上になると高すぎということになり、ミルクが焦げ付いたり泡立ちが悪くなったりしてしまいます。
適切な温度設定でミルクを温められるよう、温度の調整機能がついているものが便利です。
ミルクスチーマーの選び方
電動か手動か
電動タイプと手動タイプ、それぞれの利点や使い勝手について解説します。
電動タイプ
自動で温度調節してくれるものもあります。
また、電源が必要になります。
手動タイプ
泡立ち具合を調整や温度調整などが難しい場合があります。
サイズと作れる量
ミルクをどのくらいの量作りたいかで、選ぶべきスチーマーの容量も変わります。
お手入れのやりやすさ
スチーマーを長く使うためにはお手入れも欠かせません。簡単にできるメンテナンス方法をご紹介します。
ミルクがこびり付かないように、こまめにお手入れしましょう。
洗浄後はよく乾燥させてから組み立てます。
スチームミルクの作り方
ミルクの選び方
ラテアートに適したミルクの選び方を紹介します。どういった種類のミルクがフォームを作りやすいのでしょうか。
牛乳
牛乳は、ラテアートに最もよく使われるミルクです。脂肪分が多いほど泡立ちが良く、なめらかでクリーミーなフォームを作ることができます。
豆乳
豆乳は牛乳に比べて脂肪分が少なく泡立ちにくいですが、植物性ミルクとして人気があります。
ソイミルクとしてラテアートに使う場合は、泡立て時間を長くしたり、泡立て器を使うなどの工夫が必要になります。
アーモンドミルク
アーモンドミルクは、低カロリーでナッツの風味が特徴です。
泡立ちにくいためラテアートにはあまり適していませんが、風味を楽しむために使うこともできます。
その他
近年では、オーツミルクやココナッツミルクなど、さまざまな植物性ミルクが注目されています。
これらのミルクは、牛乳に比べて泡立ちにくい場合がありますが、アレルギー対応や健康志向の方におすすめです。
スチームミルクを作るステップ
スチームミルクを上手に作るための手順について段階を踏んで解説します。
1. ミルクの準備
冷蔵庫から出したばかりの冷たいミルクを使用します。
ミルクの量は、ラテアートのサイズに合わせて調整します。
2.スチームノズルをミルクに浸ける
スチームノズルをミルクの底に浸け、ミルクを吸い込みながら泡立てます。
スチームノズルを深く浸けすぎるとミルクが飛び散る可能性があるので、注意しましょう。
3. スチームを発生させる
スチームボタンを押して、スチームを発生させます。
スチームの量を調整しながら、ミルクを泡立てていきます。
4. ミルクの温度を確認する
ミルクの温度が約65℃前後になったら、スチームを止めます。
ミルクの温度が高すぎると、ミルクが焦げ付いたり、泡立ちが悪くなったりしてしまいます。
5. ミルクを注ぐ
スチームミルクをカップに注ぎ、必要に応じてラテアートを描きます。
ミルクを注ぐ際は、カップの縁に沿ってゆっくりと注ぐようにしましょう。
ラテアートにチャレンジしてみよう
初心者でもチャレンジできるラテアートの基本的な技術を紹介します。
1. ハートを描く
まず初心者が挑戦したいアートは、ハート型です。
ハートを描く場合、ミルクをカップの中心に注ぎ、まずは円を描きます。そしてミルクピッチャーを使って切るように裂け目を作ると、ハート型になります。
説明するとシンプルに聞こえますが、実際にやってみるとうまく柄が上がらずぼやけてしまうなど、難しいものです。
何度も挑戦し、ミルクの注ぐ角度や量などを工夫していきましょう。
2. ロゼッタを描く
ロゼッタとはリーフ柄の模様のことです。
ロゼッタを描く場合は小刻みに横に振りながらミルクを注いでいき、葉となる部分を描いていきます。
最後に真ん中の筋を描くように、描いた葉の真ん中を裂きながらピッチャーを上げて完成です。
3. その他ラテアートのアイディア
上記以外にも、さまざまなラテアートがあります。
例えばウサギやクマなどのアニマル柄や、ハートがいくつか組み合わされているものなどが人気です。
練習を重ねることで、より複雑なラテアートに挑戦できるようになるでしょう。